スタートアップのオフィス選びで重要なポイントは?まずは、スタートアップがオフィス選びをするうえで重要なポイントを3つご紹介します。これらのポイントを抑えながら、仲介会社などのオフィス移転に関する専門家とも相談し、理想に合う物件を探していくとよいでしょう。1.立地スタートアップのオフィス選びにおいて、オフィスの立地は非常に重要な要素の一つです。オフィスへのアクセスの良さは、従業員の通勤はもちろん、顧客との商談のしやすさやビジネスチャンスにも影響します。さまざまなエリアからアクセスがしやすいよう、複数路線の利用が可能で、主要駅から近い立地を選ぶのがおすすめです。また、アクセスだけでなく周辺環境も、立地を考えるうえで大切な要素です。例えば、飲食店の豊富さや、公園などの自然を感じられる場所が近くにあると、リフレッシュしやすい環境で従業員が働くことができ、従業員満足度が高まることも期待できます。ただし、駅近の物件や周辺環境が良い物件は、賃料も高くなる傾向にあります。自社にとって何が重要か、将来の事業拡張の計画なども考慮したうえで、コストバランスを考えて選ぶことがポイントになります。2.コストスタートアップの段階では、事業投資のための資金繰りがとても重要です。オフィス契約に関わる初期費用や賃料・光熱費などのランニングコストについても、自社の現状や将来的な展望を踏まえたうえで見直していくことが、資金繰りを効率化するうえでのポイントとなります。特に金額の大きくなりやすい敷金やフリーレント期間の交渉が可能かなどについても、チェックしておくとよいでしょう。関連記事:オフィス移転の費用相場はいくら?9つのコスト削減方法も解説!3. オフィス環境オフィス環境は、生産性やモチベーションに大きな影響を与えるため、自社の事業内容やオフィス利用の意図に沿ったものになっているか、十分注意する必要があります。例えばオフィスレイアウトの面では、執務室や会議室などの基本設備だけでなく、スタートアップにとって特に重要な、従業員間コミュニケーションの生まれやすい「カフェ・ラウンジスペース」があるオフィスを選ぶ、というようなことが考えられます。他にも「入退室管理システム」の有無など、セキュリティが自社の事業内容・求めるセキュリティレベルにあっているかという点も、独自の技術やノウハウを強みとするスタートアップにとって、非常に重要な設備上のポイントとなります。また、単に機能的なだけでなく、自社の文化やブランドイメージとマッチしたオフィスデザインや雰囲気になっているかどうかも、モチベーションに影響を与える大切な要素です。スタートアップにおすすめのオフィスの種類と特徴オフィス物件には、内装を一からデザインする通常のオフィス以外にも、様々な種類のオフィスがあります。ここでは、特にスタートアップのフェーズにおすすめの、3つのオフィスの種類をご紹介します。フレキシブルオフィスレンタルオフィスやシェアオフィス・コワーキングなどを含む総称で、契約期間や契約スペースの柔軟性が高く、成長に合わせて手軽にオフィスを拡張・縮小できるオフィスのことを指します。共用設備やサービスが充実している点も魅力で、特に事業環境の変化が速い、シードやアーリーステージの少人数スタートアップに適しています。フレキシブルオフィス物件一覧はこちらから居抜きオフィス前テナントの内装や設備がそのまま利用できるオフィスのことで、内装工事費用と入居までの期間を大幅に削減することができます。費用を抑えながらスピーディな事業展開を目指す、主にアーリーステージのスタートアップに適したオフィスです。セットアップ(内装付き)オフィスオーナーがあらかじめ内装工事を施しており、オフィスに必要な設備や家具が全て揃っているオフィスです。居抜きオフィスと比べて賃料は高い傾向にありますが、ハイクオリティなデザインのオフィスであることが多く、企業の信頼性向上やブランディングを強化したいアーリーステージ後半から、ミドルステージ以降におすすめのオフィスです。居抜き・内装付きのオフィス物件一覧はこちらからスタートアップにおすすめの最新オフィス物件3選【渋谷】スタートアップの聖地・渋谷に新築オフィスビルが誕生こちらのオフィスは、内装付きでスタートアップや一時的なオフィス利用に最適なプランを提供します。さらに、敷金0ヶ月(保証会社利用)という魅力的な条件で、初期費用を抑えることができ、必要な家具も最初からセットアップされているため、手間を省きスムーズにスタートできます。また、原状変更や原状回復の必要がないのも魅力的。さらに、短期契約も可能なため、プロジェクトや期間限定のオフィス利用にも柔軟に対応。渋谷や表参道という、ビジネスや商業活動の中心地に位置しており、交通アクセスも非常に良好。周辺には飲食店やカフェ、ビジネス施設が豊富に揃っており、ランチや会議にも便利なエリアです。【恵比寿】リラックススペースも完備。駅チカのフルセットアップ恵比寿駅徒歩4分の好立地に、フルセットアップのオフィス物件が登場!さらに、指定の保証会社を利用いただくと、「敷金礼金無し」の嬉しい条件付き。広さも90坪以上、2つの会議室も備えており、使い勝手も抜群です。事業拡大フェーズのスタートアップやベンチャー企業に特におすすめの物件です。ウォールグリーンや木目調の壁面デザインも印象的で、大人数掛けのソファーなど、従業員の方がリラックスして働くことができる環境を提供しています。【日比谷】主要駅へアクセス抜群!高級感と落ち着きのあるフレキシブルオフィスメンバーズラウンジ、テレカンブース、ファミレス席、会議室5室が併設され、窮屈さを感じないガラスで仕切られた空間のフレキシブルオフィスが日比谷に誕生。原状回復義務なし、Wi-Fi環境も家具も整っているため、スタートアップの企業様はじめ、コンパクトオフィスをお探しの方や、複数拠点を持ちたい企業様などにおすすめです。「スイッチオフィス」では本記事でご紹介した物件以外にも、スタートアップ向けの賃貸オフィス物件を数多く取り扱っています。それぞれの物件の特徴や条件を比較検討し、自社のニーズに合った最適なオフィスを選びましょう。スタートアップのオフィス選びでよくある疑問点最後に、「スイッチオフィス」が実際にスタートアップのお客様からいただくことの多い、オフィス選びに関する疑問点と、その回答をまとめました。 Q:スタートアップにオフィスは本当に必要?スタートアップにおけるオフィスの必要性は、現在の事業フェーズを考慮して総合的に判断する必要があります。例えば、事業成長に伴う採用強化で増床が必要になったり、社内の連携強化や企業としての信頼性向上(ブランディング)といった点で必要となったりと、タイミングやフェーズによってオフィスの必要性の度合いは変わります。Q:スタートアップのオフィスにはどれくらいの広さが必要?オフィスの広さにおける目安として、「ザイマックス総研」の2024年度調査によれば、1人あたり4.8坪が平均値となっています。ただしこの数値は一般的な目安であり、スタートアップにおいてはコスト効率を高めるため、できるだけ無駄のない、ミニマムでの広さを確保・検討する必要があります。参照:1人あたりオフィス面積調査(2024年) | ザイマックス総研の研究調査まとめ|スタートアップのオフィス選びならスイッチオフィスまでスタートアップのオフィス選びでは、将来の事業成長を見据えた、戦略的なオフィス選びが重要になります。「スイッチオフィス」ではスタートアップ企業様の移転支援実績も多く、スタートアップのオフィス移転に強いのが特徴です。移転をご検討中のスタートアップ企業ご担当者様は、お気軽に「スイッチオフィス」までお問い合わせください。関連記事:【完全版】オフィス移転チェックリスト!事務所移転や会社移転でやることを時系列順に解説関連記事:事務所移転時に必要な各種手続き完全マニュアル!移転の流れに沿って徹底解説