居抜き物件を探す際に気をつけたい4つのこと

オフィス移転費用を削減できる「居抜き移転」。退去側の注意点はこちらで紹介しましたが、居抜き物件を探している入居側にも同じく注意すべき点があります。オフィス物件を探す前に、必ず確認しておくようにしましょう。

 

1.「とりあえず引き継ぐ」はNG!

居抜きの魅力は、前の会社の内装を引き継ぐことで内装構築費用を浮かせること。壁や会議室がすでにある状態や、什器やオフィス家具までも引き継げる場合もあります。しかしここで注意すべき点は、引き継ぐ前に性能や本当に必要なのかを確認すること!例えば、明らかにボロボロで使えそうもない家具を置いていかれても処理の手間が増えるだけです。この様に目に見えるものであれば分かりやすいのですが、例えばブラインドのように人の手で昇降させるものや電動のものだと、実際に動かしてみないとわかりませんよね。ブラインドを下げたらグシャグシャだった……なんてこともあり得るかもしれません。

 

2.「地味」でも価値ある居抜き物件

居抜き物件にも色々なケースがあります。前の会社がこだわって作った内装であれば凄く得した気分になるでしょう。しかし、見た目の華やかさだけで判断するのはNGです。家具や什器が引き継げなくても、壁や会議室が壊されずにそのまま残っているだけで、数十万〜数百万円の内装構築費の削減に繋がります。造り方にもよりますが、だいたい一つの会議室を作るだけで50万円~150万円の費用がかかることを覚えておきましょう。

 

3.居抜き移転は内装と一緒に「原状回復義務」も引き継ぐ

退去側は次に入居する企業に内装を引き継ぐので、もちろん原状回復工事は行いません。そして、入居する企業は内装と一緒に「原状回復義務」を引き継いだことも忘れてはいけません。次の移転の際には、原状回復工事をしてビルオーナーに戻す義務があります。現状回復工事を行う際にどれだけの金額になるのか、前もって確認しておくようにしましょう。

 

4.本来の移転の意味を忘れずに

移転は、オフィスの退去を決めた時から引き渡しまでの限られた日数の中で進めなければなりません。その間には新しいオフィス探し、居抜き退去をするならば新しい入居者探し、新しいオフィスのコンセプト決めや内装工事など……タスクは盛りだくさん。いくら気に入った居抜き物件があったからといって、一つの物件に執着しすぎたり、本来のスケジュールを遅らせては本末転倒。移転の本来の目的を思い出してください。入居のタイミングが合わないようであれば、潔く諦めることも大切なのです。

 

最後に

いかがでしたか?「手間が省ける」「費用の削減になる」と聞けば魅力的ですが、そこには落とし穴があることも覚えておかなければなりません。ただでさえ物件数が少なく、入居と退去のタイミングが合いづらい「居抜き」は、仲介業者の指示を参考にしながら慎重に進めるようにしましょう。